おおかみこどもの雨と雪　写真ベージュ系美術品公式日本おおかみこどもの雨と雪特番

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最後にはっきりした結末を持ってこないところに良さを感じた作品 - by みゆ, 2023/05/19

5.0/ 5stars

ヒンドゥー教では結婚の時新婦側から新郎側に多額の持参金を渡す文化があり、それにより結婚出来ない女性がたくさんいたりします。そしてイスラム教では結婚の時新郎側から新婦側に持参金を渡す文化もあります。そういったインド(宗教)の文化も知っているとより楽しめるというか考える幅が広がるかと思います。息子に結婚してもらって借金を返すという祖母の言葉や姉二人の結婚を手伝うことがどれだけ大変なことか。インドの中流家庭で育った女の子とあまり裕福ではない階層にいる男性の物語。祖母(ダディと呼んでいたので父方の祖母)に嘘の手紙を送ったことで色々なことが始まる。インド映画でよくあるのは両親に結婚や付き合いを反対され続行して両親に殺される、もしくは別れて他の人と結婚するみたいな結末ですが、この映画ははっきりとした結末を最後に持ってきませんでした。そもそも恋愛が始まっているかどうかも定かではない。観た後に色々な考えを巡らせることが出来る作品で好き嫌いは分かれるかもですが私は好きです。

インドがスパイス。 - by ジンジン５, 2023/05/19

4.0/ 5stars

小津映画とか、その頃の松竹系が好きな人なら、きっと大丈夫。トーキョーやニューヨークではなく、ボンベイであるところがポイントで、その街に暮らす人々の人生観、結婚観、家族観、生活、習慣、街の様子、住宅ローン年率9.95%なんて事が、この映画のスパイスとなっている。出会った2人は、生活の格差、親からの期待などに揺れる。なんとなく惹かれ合う2人であるが、付き合うなんてところまで行っていない気がする。その微妙な距離感が大人なのだ。突然歌わないし、踊りもしない、2人を見守るが如く進む静かな映画だ。「どの映画もストーリーは同じ」ラスト近くのこのセリフにやられる。これは監督の言葉かな？変わらないストーリーの中から何を見せるか。そこに飛び込んだのが、この映画であると思う。出会った2人は、これからの生き方が変わった。そこまで、見届けて終わり。

人物の魅力 - by さんぱ, 2023/05/18

3.0/ 5stars

女の子は寡黙すぎるし、おっちゃんはあまりに普通のおっちゃんだし、惚れ合う？要素が分からんかった。全体的な雰囲気やインドの生活を見れるのは良かった。

さぁこれからってところで終わるけど - by 山根晋爾, 2023/05/18

4.0/ 5stars

インドのムンバイに行けば誰もがこのインド門からヘドロのような海を眺めることなるだろう。タージマハルホテルとインド門という素晴らしいロケーションが私の乏しい旅行経験すら刺激してくれました。そこでカメラマンをしている中年に差し掛かった男とうっかり被写体になってしまった女。身分違いや家族構成の違いを静かなタッチの中で描く映画。その中でいい味を出しているのがやかましい祖母の存在。なぜそんなに偉そうなんだと言いたくなるくらいなのだが意外とインドにしろ南米にしろ女家長制のような状態のところは現代社会でもどれだけでも残っている。さぁここからっていうところですっと終わってしまう映画なのですがなかなか余韻が爽やかで私は好きです。特によかったのが男同士のからかい合いの様子。インドをガイドに連れられていろんな街を回ったことがあるのですがそこで何度も出会うガイド同士のやり取りを思い出しましたね。こんな感じで楽しそうにしていたなぁって。子供がじゃれるような会話の仕方をするインドの男同士のしょうもない会話の雰囲気がすごくよくそれが静まった時の哀愁というのが逆に際立つ素晴らしい映画でした。

はっきりしないと無理な方には合わない - by もんち, 2023/05/18

5.0/ 5stars

余韻に浸るラストでした。はっきりした結末じゃないと無理な方には合わない作品かと思います。私もムンバイに行ったときは写真を撮ってもらいたい。

余韻、趣のある稀有な作品 - by yumayuma, 2023/05/16

5.0/ 5stars

余韻、趣のある稀有なインド映画。余白部分を残して視聴者の想像を掻き立ててくれる、とても雰囲気のある良き映画でした。二重丸。何度も見たくなる。

静かなインド映画も中々いいなぁ～ - by 小林　清, 2023/05/14

4.0/ 5stars

踊りが無いので静かに見ることができます。男優は見たことがありますが女優は知らないですね。私はこのようなインド女性は知りません、もっと女将さんみたいな人が多かった記憶があります。何年前かはっきりしないがムンバイのインド門に写真屋さんいました。ワイワイと活気のあるムンバイの街がきれいに撮れてます。今はペットボトルになったリムカ「レモンソーダ」映画では瓶でした。最後ははっきりしない所もインド映画ならではですね。

身分の違い、恋の芽生え、爽やかな二人の未来は…。 - by けんけん, 2023/05/13

5.0/ 5stars

観光客相手に記念写真を撮る男。主席で頭が良く美人の女学生。お節介だけど面倒見の良い祖母さん。身分が違い住む世界が異なる２人の男女。出会いは主人公の男性の記念写真を撮ったことから始まる。ゆったりとした流れ、どちらも奥手で純情。絆は静かに深まっていく。めぐり逢わせのお弁当の監督ということで閲覧しましたが最後の締め方が、この監督らしいですね。余韻を残し、想像させる終わり方。コーラの会社でなんとか食べていけますように、そして結婚できますように！

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